ゲームなどの感想日記

ゲームの感想などを書いていきます。

アンチャーテッド4マルチプレイで野良マスターになりました。その3

UC4マルチのランク戦においてはパーティが非常に有利なようです。野良でプレイしていた自分には辛い環境でした。

パーティの圧倒的優位

UC4マルチはパーティを組んでプレイすることも野良(ソロ)でプレイすることも可能です。私は始めた時期が遅かったため他のゲームで出来たフレンドは誰もプレイしておらず、必然的に野良プレイとなりランクマの試合をするたびにパーティプレイの優位性を実感することになりました。というのも、パーティを組むと先のエントリーで挙げた不平等の大部分が解消するからです。

パーティプレイのメリット

まず、パーティを組めば味方の途中抜けによって数的不利になることが避けられます。パーティはフレンドと組むわけですから、回線が不安定だったり劣勢になると抜ける人は最初から誘わなければいいのです。マッチングに関しても、自分のパーティによって4人や5人といった人数が確保できているので比較的早くマッチし、しかも同ランク帯の相手になりやすい(同ランク帯が優先されるので上位や下位ランク帯が来づらい)といえます。スコアを稼ぎたいマスターランクプレイヤーとマスター未満のプレイヤーが混在しているパーティ構成でも、マスターランクのプレイヤーはマスター未満のメンバーに配慮して最終的には勝つための行動を取り、マスター未満のプレイヤーは自分をキャリーしてくれるマスターメンバーに配慮して、さらには今後の付き合いまで考えて試合終盤までスコア稼ぎに協力するでしょう。

同時に、見知った仲のフレンドを集めるので一定の実力を持つプレイヤーのみで編成し。さらに攻撃役と回復役のバランスを考慮することが可能なはずです。こういったメリットが揃うので烏合の衆である野良では太刀打ちできません。結果としてパーティの勝率は非常に高くなります。

パーティによるスコア稼ぎ

マスターランクのスコア稼ぎに関して、パーティと対戦する野良は悲惨な目に遭います。スコアを水増しするためには試合を長引かせることが有効なので、パーティがスコア稼ぎをするときはメンバー同士が結託してマッチポイント後の最後の丘をあえて取らず、延々と相手を狩り続ける展開に持ち込むのです。これをやられるほうはたまったもんじゃありません。ランク戦の試合時間は20分に設定されていますが、チーム間の実力差が大きいと10分程度で強い方のチームがマッチポイントに達します。そこからスコア稼ぎをされると約10分にわたって倒されては生き返りまた倒されて生き返るという不毛な時間を過ごすことになるという……。

私もやられた経験がありますが、この展開は非常に退屈で途中抜けをしたくなる衝動に駆られます。ちなみに私はランクマッチはもちろん他のモードでもチームメイトが次々と抜けて最後の一人になったときを除いて途中抜けをしたことはありません。そんな私でもこの展開は途中抜けという選択肢が頭に浮かぶのです。たいていマッチ放棄の投票が始まりますが、こちらは野良の集まりなのでこの試合を早く終えたい人と少しでもスコアを上げてランクポイントの減少幅を減らしたい人の足並みが揃わず、投票が否決されることもしばしばです。自分としても両方の気持ちがあるのでどうするか迷いましたが、結局は投票せずにチームメイトに任せていました。この展開になると正直どっちでもいいと思ってしまうほど無気力になるんです。マスターランクプレイヤーがいるパーティによるスコア稼ぎは、ランクマッチにおける最大の問題点だと言えるでしょう。

ただ、一度だけスコア稼ぎをしてきた相手に勝ったことがありました。丘意識が高い味方が多く、稼がれながらも細かく丘を取っていった感じです。最後は両者マッチポイントで残り1分というなかでの攻防でしたが、運良く私と味方が同時にアスガルドを発動して押し切りましたね。勝った瞬間はそれまで一言も喋っていなかった外国人プレイヤーがオープンVCで「Yeah!」を連呼していました。

我々としては一矢報いる勝利になりましたが、その一方で相手チームは別に悔しがってはいなかったはずです。なぜなら、試合に負けても十分にスコアを稼げたから。不平等極まりないシーンとしてよく覚えています。

意味がないランキング

このスコア稼ぎが常態化しているためにランキングも無意味なものになっています。順位を上げるために必要なことは、マッチングを早くすることと最後の丘を取らないことを目的にパーティを組み、相手チームにとっては嫌がらせに近いスコア稼ぎを何試合もすることです。つまり、ランキング1位のプレイヤーは時間を掛けただけであって一番上手いということにはならないのです。

ただ、忘れてはいけないのが開発元であるノーティドッグがパーティプレイを推奨しているという点です。5人パーティ対5人パーティの試合であればスコア稼ぎをする展開になるほどの大差がつくことは少なく、仮についたとしても稼がれる側のチームは投票で試合を終えられます。なので、ランクマッチ参加者が全員5人パーティを組んでいることがノーティドッグにとって理想の状態だったのかもしれません。しかし現実にはそんな状態になるはずがなく、野良プレイヤーはプレイを続ける限り不平等を受け入れざるを得なくなっています。